やふそ紅型工房とは

やふそ紅型工房とは

やふそ紅型工房

やふそ紅型工房は、1975年に那覇市大道に設立されました。
経済産業大臣指定伝統工芸品、沖縄県無形文化材指定を受けている琉球びんがたを製作しています。(平成18年 地域団体商標登録認定)
主に、着物、帯などを中心に、二次加工製品なども製作しています。その他に、県内外に展示販売、直売ギャラリーも展開しています。

やふそ紅型工房
やふそ紅型工房
〒902-0066
沖縄県那覇市大道105
TEL : 098-887-2065
駐車場 : 2台
代表

屋冨祖 幸子

日本伝統工芸士
琉球びんがた事業協同組合 理事長
琉球びんがた普及伝承コンソーシアム 代表理事

やふそ紅型工房 屋冨祖 幸子

紅型教室

やふそ紅型工房は、「沖縄の伝統文化に触れたい」「自分なりの紅型を作ってみたい」など紅型に興味を持たれている方の想いに応え、 紅型の普及に貢献するため、紅型教室を主宰しています。また、「一染会」を結成し、さらなる技術向上を目的として、研修会、作品展示会、親睦会などを開催しています。

若狭紅型サークル(若狭公民館) 工房へお問い合わせください
小禄紅型サークル(小禄南公民館) 工房へお問い合わせください
ウェルカルチャースクール TEL : 098-832-5588
ふくぎ紅型サークル(首里公民館) 工房へお問い合わせください
やふそ紅型工房 紅型教室

紅型の主な工程

紅型は完成するまでに様々な工程を経て作られていきます。
全ての工程を紹介すると膨大な量になってしまうため、主な工程を簡単に紹介します。

1.型彫り

あらかじめ作成した図案紙を渋紙に貼り、図案に沿って小刀(シーグ)で型彫りをします。小刀は、金切り鋸を適当な大きさに切断し、刃先を研いで自らが作ります。琉球紅型の型彫りは突き彫りが基本です。突き彫りにより、穏やかな模様になり全体的に手仕事の温かみを表現することが出来ます。
型紙を彫る時の下敷きは、豆腐を乾燥させて作ったルクジュウを用います。ルクジュウから出る適度な油分が小刀の錆を防ぎます。

型彫り
シーグ(小刀)
小刀(シーグ)
ルクジュウ
ルクジュウ

2.紗張り

図案紙を型紙から丁寧にはがし取り、型紙に紗を掛け、合成漆(カシュウ)に溶剤(シンナー)溶いて薄め、刷毛で引いて型紙と紗を固着させます。

紗張り

3.型置き

生地をしっかりと型板に固定した後、型置きをします。型置きにはヌカともち米を混ぜた糊を用います。型紙を湿らせ、生地になじむ状態にします。型紙は星の位置(口合わせ)を合わせながら次々と移動させます。

型置き

4.色差し・刷り込み

顔料を主に用い、模様の部分に色差しを行います。一度目は薄い色を差し、2度目は濃い色を重ね塗り(刷り込み)します。

色差し・刷り込み

5.隈取り

色差し、刷り込みの後に施される琉球紅型独特の技法です。隈を入れることで模様に立体感が表現され平面的な図案に奥行きを作り出すことができます。

隈取り

6.糊伏せ

地染めを行う模様の上に防染糊を伏せます。糊伏せは、模様の色を防染するだけでなく、生地の白場や模様の線の白場を効果的に出すためでもあります。

糊伏せ

7.地染め

地染めは、化学染料や植物染料を引き染めするのが一般的です。また、藍型のように藍甕に浸漬して染める技法もあります。

地染め

8.蒸し

顔料や染料を定着させるために行います。水滴が生地につかないよう気を付けながら、100度で50分ほど蒸します。

蒸し

9.水元

色止めを行い、ぬるま湯にしばらく浸けます。その後、水槽から取り出しシャワーを当てて水洗いし糊や不純物の除去を行います。

水元

作品紹介